篠山城
篠山盆地の中心に位置する平山城。1609年(慶長14)、西国の諸大名が動員された「天下普請の城」として築かれた。
別名桐ヶ城。
徳川家康は、豊臣家との戦いを前にして、西国大名が豊臣氏と連携することを恐れ、山陰方面からの援軍を遮断するため、篠山築城を命じた。縄張りには「築城の名手」として知られる藤堂高虎があたり、高度な石垣造営技術を誇る穴太衆が動員されるなど、当時における最高レベルの築城技術が利用された。
松平(松井)康重が初代城主として配されたのをはじめ、譜代・親藩大名が歴代城主に名を連ね、青山氏6万石の時代に、明治維新を迎えている。
高石垣や水堀が今日に伝えられるとともに、近年、大書院が再建され、在りし日の姿が偲ばれる。
所在地 | 兵庫県篠山市北新町2-3 |
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見学時間 | 9:00〜17:00 ※毎週月曜日(祝祭日のときは、その翌日)、 年末年始(12月25日~翌年1月1日)は休城 |
遺構 | 石垣、堀 |
築城年 | 1609年(慶長14) |
築城者 | 徳川家康 |
主な城主 | 松平氏、青山氏 |
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